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COS-11Dがアフリカの過酷な環境でも耐え抜く


ジェイコブ・スミス音声監督がCOS-11Dを絶賛

 
アフリカの撮影現場でのジェイコブ・スミス氏


ドキュメンタリー番組「スタンリーとリビングストンのアフリカ探検」の撮影が、2009年6月 タンザニアにて行われました。 これは高温多湿のジャングル地帯と、温度差の激しい砂漠地帯をめぐる970マイルの冒険的な撮影でした。そしてこの厳しい条件下においてSANKENのCOS-11Dがその能力を発揮しました。

「それは過酷な撮影でした。」と、ジェイコブ・スミス氏。「私たちは集中豪雨、砂埃だらけの熱帯砂漠、原始の木製ボートで海に乗り出すなど様々な状況で撮影をしました。マイクへのダメージのリスクは限りなくありましたが、SANKENのマイクは見事に働いてくれました。」

物語は、現代の探検家4人が、リビングストン博士を見つけるためにかつてスタンリーが行った危険な旅を追体験するというもの。 その4人とは、案内人のスカトゥロ、野生生物専門家のメイヤー、探検家のアレン、ジャーナリストのサイツ。 彼らはコンパスと地図だけを使用して、過去の偉大な探検家によって遭遇されたものと同様の困難と危険に立ち向かいました。

スミス氏はさらに付け加えます。 「私たちは防水機能の付いたトランスミッター Lectrasonic MM-400と組み合わせて使うSANKENのマイクを11個持って行きました。 しかし、湿度による問題は何もありませんでした。 数回は水にかぶることもありましたが、別に支障はありませんでした。 バックアップ用としてほかの会社のマイクをいくつか持って行ったのですがそれらの出番はありませんでした。」

19世紀の探検家はその時代のヒーローたちでした、そして、リビングストン博士は誰よりも偉大な探検家であり、正真正銘の英雄でした。彼は奴隷制度を打ち砕くことに人生を捧げ、そして、突然姿を消しました。

「この探検を再現するためには、マイクを完全に隠すことが必要でした。」と、スミス氏は言います。 「マイクカプセルの設計が垂直であったので、ソフタイ風防の上から輪ゴムを使用して衣服にそれを隠すことができました。衣服がたとえ合成繊維であっても衣ずれの雑音は気になりませんでした。」

19世紀、リビングストン博士の行方への関心はピークとなりました。アメリカ人ジャーナリストのスタンリーはアフリカに一度も行ったことがなかったのですが、彼は、何がリビングストン博士に起こったのかを見つけて記事にするため、リビングストン博士の行方を捜しに探検に出ました。 この「アフリカ遠征」では、プロデューサーのマーク・バーネット氏がこの歴史的な探検を行っています。

ジェイコブ・スミス音声監督はマーク・バーネット・プロダクションのためにアドレナリン・フィルムズと契約をしました。 そして音声は、ミキサーのライアン・アングレン(南アフリカ)、マーク・クラプカ(カナダ)、デヴィッド・トフラー(オーストラリア)、マイケル・ヒレア(米国)によって記録されました。