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MSからLRへの変換
MS方式とは
正面方向の単一指向性マイクロホン(M)と、それとは90度方向を変えた双指向性マイクロホン(S)を組み合わせたマイクロホンで、そのままのMとSの出力ではステレオ音声にはならないが、以下の加減算をおこなうことにより、ステレオLR信号に変換することができる。
L = M+S
R = M-S
MS方式の利点は、LRへの変換を行う際にステレオの拡がり角度を調整できることである。
また、L.Rになった信号のLとRを加算すると、L + R = 2M となり、L,Rの信号から、簡単にMカプセルのみのモノーラル音が取り出すことができる。
MSからLRへの変換
MS方式ステレオマイクロホン「CMS-7s」では付属の専用電池ボックス「CMS-MBBⅡ」で、「CMS-2」では、別売りアクセサリのマトリックスボックス「MB-2D」で、MSからLRへの変換ができる。
ミキサーでの変換
上記の専用変換器を使わなくても以下の方法でミキサーでも変換ができる。
1. モノラル信号への変換
2. ステレオ拡がり角度の狭いLR信号への変換
3. ステレオ拡がり角度の広いLR信号への変換
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技術解説記事
音楽用超広帯域単一指向性コンデンサマイクロホン~CUX-100K~ (JAS ジャーナル 2020年9月号)
アカデミー科学工学賞を受賞した“高音質ラべリアマイクロホン“ 「COS-11Dシリーズ」(2021年夏号)
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